遠距離恋愛と焼肉

これは、昨日の夕食の焼肉の話

 

今年の6月からかねてより交際していた彼女と同棲をしている。彼女との付き合いは長く、同棲開始時点で7年半が経過していた。同棲までにあった思い出話はまたの機会にするとして、昨日は二人で久々に焼肉を食べに行った。

 

個人的にも、そして二人で食べるのも久々の焼肉でずいぶんテンションも上がったのだが、「そういえば二人で焼肉するのも久々だよね〜」という話に。二人の最後の焼肉は、まだ遠距離恋愛の途中だった。

 

"月1回会えるかどうか"という恋愛をしながら、それまでの焼肉は"デートのひとつ"だった。それが今回から"とある日の夕食"になったのだ。なんか感慨深かった。

(焼肉も進化したものである。いや、ただの夕食に"成り下がった"のだから退化なのかもしれないが。)

 

豚肩ロースをオレンジ色に染める火を見つめながら、デートのひとつひとつだったものが、日常に変わっていくんだろうなぁ…と思った。少しだけ寂しく感じた。

でも、"家族になっていく"過程というのは、こういった"少しだけ寂しい"感情の積み重ねなのかもしれない、とも。

そんなことを考えながら、程よく火が通った豚肩ロースを口に放り込んだ。

 

久々の焼肉はとても美味しかった。

 

 

新しい生活から数ヶ月経ったものの、まだまだ慣れないことは多いものである。

焼肉のような少しの寂しさを積み重ねながら、それを忘れさせるような、新しい想い出を積み重ねていきたいと思う。

 

2022.8.10 うめおにぎり